素材の読み込み
文字起こしされたテキストファイル(.txt)を用意します。
画面左側の「素材」タブを開き、ファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイル」ボタンから選択して読み込みます。フォルダごとドラッグ&ドロップすると、フォルダ構造を維持したまま「ビン」として読み込まれます。
使う部分を選ぶ(ソースモニター)
読み込んだ素材をクリックすると、中央の「ソースモニター」に内容が表示されます。
動画に使いたい文章をマウスでドラッグして選択してください。選択するとツールバーが表示され、文字色を変えたりマーカーを引いたりできます。
タイムラインへ配置
テキストを選択した状態で、以下のいずれかの操作を行うと、下の「タイムライン」にクリップとして配置されます。
- . (ドット) または V キー: 追加 (Append) - タイムラインの末尾に追加します。
- , (カンマ) または Shift+V キー: 挿入 (Insert) - 現在選択しているクリップの直前に挿入します。
構成を練る(タイムライン・プログラムモニター)
タイムライン上のクリップはドラッグして自由に並べ替えが可能です。クリップを移動すると、右側の「プログラムモニター」が自動的にその位置までスクロールし、ハイライト表示されます。
プログラムモニターでは、つなぎ合わせた文章全体を確認できます。ここで文章を直接編集したり、ナレーションを追加して全体の流れを整えましょう。
書き出し
構成ができたら、右上のメニュー()から「CSV書き出し」や「台本を書き出す(Word)」を選んでファイルを保存します。
プロジェクト自体を保存(.json)しておけば、後で作業を再開できます。
Word台本の読み込み
既存のWord台本(.docx)を読み込んで、Sentei Go Pro上で再構成することができます。
メニューから「Word台本から読み込み」を選択し、ファイルを選びます。
設定画面での操作
- 列の割り当て: Wordの表のどの列が「話者」「内容」「タイムコード」に対応するかを選択します。
- ナレーション判定: 「Q1」や「Q」など、ナレーションとして扱う話者名のパターンを指定します。
- テンプレート保存: 「この設定をテンプレートとして保存する」にチェックを入れると、列の設定だけでなく、元のWordの列幅やヘッダー構造も保存されます。次回書き出し時にこのテンプレートを使うと、元のレイアウトを再現できます。
ソースの再リンク(Relink)
Wordから読み込んだテキストは、元の「素材テキスト」とリンクされていません。読み込み後に表示される「再リンク」画面で、自動または手動で元の素材と紐付けることができます。
リンクすることで、タイムライン上のクリップから元の文脈(前後の発言など)を瞬時に確認できるようになります。
Word書き出しとテンプレート適用
メニューの「台本を書き出す」から、作成したシーケンスをWordファイルとして出力できます。
- テンプレート選択: 保存済みのテンプレートを選択すると、その列幅やヘッダー設定で書き出されます。
- ヘッダー設定: 表のヘッダーを「1ページ目のみ」にするか「全ページで繰り返す」かを選択できます。
- プロジェクト情報: タイトルやメモの出力をON/OFFできます。
話者の変更
個別の変更:
タイムライン上のクリップの話者名部分をクリックして直接編集するか、右クリックメニューから変更できます。
一括変更(話者管理):
メニューの「話者管理」を開くと、プロジェクト内の全話者が一覧表示されます。
ここで名前を変更すると、すべての該当クリップの話者名が一括で更新されます。また、話者ごとの色を変更することも可能です。
クリップの操作
- 移動: クリップをドラッグ&ドロップで並べ替えます。移動後、自動的にプログラムモニターの該当箇所が表示されます。
- グループ化 (Ctrl+G): 複数のクリップを選択してグループ化すると、ひとたまりとして移動できるようになります。
- ネスト化 (Ctrl+N): 複数のクリップを1つの「ネストクリップ」にまとめます。ダブルクリックで中身を展開・編集できます。
- 小見出し: Wordの表で「セルが結合されている行」は自動的に小見出しとして読み込まれます。手動で追加することも可能です。
検索とマッチフレーム
逆引き検索 (Fキー): ソースモニターでテキストを選択中にFキーを押すと、そのテキストがタイムライン上のどこに使われているかを検索し、ジャンプします。
マッチフレーム (Fキー): タイムライン上のクリップを選択中にFキーを押すと、そのクリップの元の素材ファイルを開き、該当箇所を表示します。
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